捨てちゃう前に!作業着ズボンのリメイクアイディア

仕事や外の作業を行う際に必要だった作業着ズボン。だけど使い続けていくうちに、落ちない汚れがついてしまったり、破れてしまったりなどで、もう使えなくなってしまうことも多いと思います。でも、作業着ズボンはとても丈夫な布地で作られているため、このまま捨ててしまうのももったいない…。

今回はそんな作業着ズボンを有効活用するために、リメイクアイディアをご紹介していきます。

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まずは汚れた部分をカバーしよう

作業ズボンはその名の通り、作業をするためのズボンです。頑丈には作られているのですが、汚れたり破損したりする確率が、通常の洋服より格段に高くなっています。破損部分が目立った場所にあると、すぐ買い替えたくなりますね。

ですが作業ズボンとしてまだ機能しているのなら、リメイクで破損個所を隠す方法を取るのも選択肢のひとつです。簡単な方法として、落ちない汚れや破れた部分にアップリケを貼り付けるものがあります。アップリケと聞くとファンシーなものを思い浮かべてしまうかも知れませんが、最近ではおしゃれな絵柄のアップリケも沢山販売されています。

シールタイプのものなら、アイロンをさっと当てるだけで貼り付けられます。アップリケの他に、着なくなった洋服などを破損部分の大きさに切り、縫い付けるのも有効です。あえて作業ズボンと正反対な色や柄にすると、おしゃれ感がぐっと増します。

裾をカットするだけ!簡単リメイク

作業着ズボンを使用していて、一番ダメージを受けてしまうのが裾の部分です。裾はよく動いたりこすれたりする上に、地面に近いので汚れやすくなっているので、すぐボロボロになってしまうのは仕方のないことです。裾だけ破損していて、他の部分はまだきれいなまま、なんてこともあると思います。

でも裾だけ使えないからと言って、作業着ズボンごと捨ててしまうのはもったいないですね。ですので、裾の破損した部分だけをカットし、再度縫い直すリメイクをしてみましょう。

まっすぐ切って縫うだけなので、リメイク初挑戦の方でも簡単に作ることが出来ます。縫うことが難しい場合、布用の接着テープやボンドを使うのも有効です。こうしてちょっとしたリメイクをすることにより、長年着なれた作業着ズボンを履き続けることが出来ます。

ボロボロな布でもウエスにして有効活用

ウエスとは、掃除の時に活躍してくれるボロ布のことです。ティッシュより頑丈で、雑巾より手軽に使えるお掃除布です。さきほどのリメイクでカットした裾を、さらに使いやすい大きさにしておきます。それを小さな箱などに保管しておくと、ちょっとした汚れを見つけた時に、そこからさっと取り出して拭くことが出来ます。

トイレの棚に常備し、トレイ掃除の際に使用している方もよくいらっしゃいますね。使った後はそのまま捨てられるのも、ウエスの良いところです。大掃除の時にも大活躍してくれる一品でもあります。また掃除だけではなく、DIYでオイルステンを塗りこんだり、刷毛のペンキをふき取ったりと、数多くの場で有効活用出来ます。

DIYが趣味の方なら、ウエスを作っておくと作業がよりはかどるでしょう。

切れ端を使ってお手軽アクセサリー

カットした時に出てくる細かい端切れ。それも無駄なく使っていきましょう。厚紙に好きなモチーフを描き(ハートや星など)、切り取ります。そこにボンドを塗って切れ端をランダムに貼っていきます。端の部分も隠すように貼りつけていきましょう。

あとは安全ピンを裏に取り付ければ、素敵なワッペンの完成です。お子様と一緒に楽しく作れるリメイク作品ですね。端切れを束ねてボンドでくっつけると、簡単コサージュにもなります。また、細長い切れ端の場合、くるっと縦に丸めてタッセルにしてしまえば、おしゃれなアクセサリーパーツに大変身。

金具に取り付けてピアスにしても、チェーンを通してネックレスにしても可愛いですね。まるでお店で売っているような、カジュアルアクセサリーの完成です。

筒状の裾を生かしてヘアゴムに

裾をまっすぐに切り取ると、切り取った部分が筒状に残ることになりますね。もし切り取った裾がきれいだった場合、その筒状を生かしたリメイクをしてみましょう。切り取った裾を3~4回折り返し、端の部分を縫い合わせておきます。

そこにゴムを通し、しわが寄るように糸をひっぱります。あとはゴムを入れた穴を縫いふさげば、簡単シュシュの完成です。裁縫初心者の方でも簡単に作ることが出来ます。裁縫に慣れた方は、同じ生地でくるみボタンやリボンを作り、可愛いヘアゴムにアレンジするのも良いですね。

元が作業ズボンとは思えない、素敵な作品に仕上がります。

ポケットを活用して手持ちのアイテムをリメイク

作業着ズボンにはポケットが沢山ついていることが多いですね。ポケットは自力で作ろうとすると、案外難しいものです。ですので、今度はそのポケットを活用して、リメイクをしていきましょう。

例えば手持ちの布地のアイテムに、切り取ったポケットを縫い付けます。

縫い付ける場所はどこでもOK。普段使っている物にポケットが増すだけで、使い勝手が格段によくなります。またトートバッグやポーチの汚れた部分に縫い付けると、新しい作品へと生まれ変わります。汚れも隠せておしゃれになり、さらに使い勝手もよくなる、メリットだらけのリメイクです。

せっかくの丈夫なポケット、有効活用していきましょう。

こんなものまで?カジュアル雑貨にリメイク

作業着ズボンのリメイク方法は無限大です。生地をボンドで無地のスマートフォンケースに貼り付けると、オリジナルスマートフォンケースが出来上がります。一枚生地をそのまま貼り付けても良いのですが、いくつもの四角いパーツにカットしておき、格子状に貼り付けると、よりおしゃれなケースになります。

世界にひとつだけの、自分のセンスが光るスマートフォンケースの完成です。読書家の方なら、ブックカバーを作ってみるのも良いでしょう。ブックカバーはカバンにいれておくと、すぐボロボロになりがちです。作業着ズボンの生地なら頑丈なので、丈夫なブックカバーが作れますね。

表紙の部分にポケットを取り付けると、ちょっとした収納も兼ねてより便利なブックカバーになります。

作業着ズボンは最後まで使い切ろう!

作業着ズボンは厚手の生地で作られているので、ちょっとした破損なら十分リメイクが可能です。さらにもう着られなくなった後でも、様々な活用方法があります。今回ご紹介したように、リメイク出来ないような状態でも、掃除道具として最後まで使い切ることも出来ます。

捨てる前に一度、何か活用方法が無いか検討してみることをおすすめします。